JOURNAL

佐久穂町みんなで、お迎えしています

お花、標高800コーヒーのドリップバッグ、パティスリー Hiraku(日楽)のお菓子のウェルカムセット

こんにちは、お宿千代里のAyaです。

ゲストが到着したとき、お部屋で待っているもの——お花、コーヒーとお菓子、りんごジュース、卵。

今回はその話を書こうとしたのですが、書いてみたら、ぜんぶ「人」の話になりました。

そして途中から、佐久穂町への愛があふれてしまいました(笑)。

お花に興味がなかった私が、毎回お花を用意している

白状すると、私はもともと、お花にほとんど興味がない人でした。

学生時代は、母が机に飾ってくれた花に気づかないまま、枯らしてしまったこともあります(笑)。

そんな私が、いまはゲストが来るたびに、毎回お花を用意しています。

きっかけは、リスティング用の写真撮影の日でした。

創業塾で一緒に学んだ仲間に、「お花屋さんをやりたい」という人がいたんです。

それが、しろねこ生花店さん。

撮影の日にお花を用意してもらったら、華やかさがまるで違いました。

最初のゲストをお迎えするときも、お花を用意しよう。

そう決めてから、もうなくせなくなって、毎回です。

いまは、しろねこ生花店さんと、ママ友のtiny_tiny.garden(小さなお庭)さんのお二人に、季節のお花を活けてもらっています。

お宿千代里のテーブルに活けられた季節のお花

tiny_tiny.gardenさんは、自分のお庭で育てたお花を、小さな花束にして届けている人です。

お二人とも、本当に楽しそうにお花を準備してくれるんです。

その姿を横で見ているのが、私はまた楽しくて。

佐久穂町に来て心に余裕ができたのか、単に年なのか——気づけば私も、すっかりお花を愛でる人になりました。

お花があると、「よし、お迎えするぞ」と気持ちが切り替わります。

そして、ゲストも喜んでくれる。

やめられるわけがないのでした。

着いたら、まずはホッとしてほしい

宿に着いたら、まずはちょっと一息、コーヒーを飲みたくなりませんか。

長い運転のあとなら、なおさらです。

まずは、そのコーヒーの話から。

最初は、丸山珈琲さんのドリップバッグを用意していました。

長野が誇る、おいしいコーヒーです。

ところがある日、池田農場さんにこう言われました。

「もっと地元のもの使おうよ」

——たしかに、そうやな、と(笑)。

それで紹介してもらったのが、標高800コーヒーさんです。

いまは、標高800コーヒーさんのドリップバッグを、ゲスト1人にひとつずつ用意しています。

お店は持たずに、週に何回か、小海町のエキテラでカフェを開いているご夫婦。

私たちと同じ移住組で、脱サラしてコーヒーを始めたお二人です。

店名の由来は、そのまんま標高800m。

お部屋をご案内するときにこの話をすると、ゲストもだいたい「へぇー」と笑顔になります。

ちょうどいい話のタネなのです。

いつか、標高800コーヒーさんの豆で淹れるコーヒーサーバーを置くのが、ひそかな夢です。

コーヒーがあると、お菓子もちょっと欲しくなりますよね。

それで用意するようになったのが、佐久穂町のパティスリー Hiraku(日楽)さんのお菓子です。

焼き菓子が得意なお店で、長野県産のフルーツやナッツをたっぷり使っています。

佐久穂町のパティスリー Hiraku(日楽)さんの看板

お茶やお水じゃなくて、りんごジュース

飲み物は、最初はお茶やお水を冷蔵庫に入れていました。

うちが旅行に行くとき、まず買っていくものだったからです。

でも、それはどこでも買えるもの。

気遣いとしてはアリだけれど、せっかく佐久穂町まで来てもらったのだから、と思ったのです。

それに佐久穂町は、水道水がおいしい町です。

お水はむしろ、蛇口からそのまま飲んでほしいくらい。

じゃあ、ここでしか飲めないものは何だろう。

地元のりんごジュースなら、うれしいんじゃないか——そうして、りんごジュースになりました。

最初は、お店で買っていました。

ところが、創業塾で出会った方が、まさにそのりんごジュースを作っている人だったのです。

それが、須田農園さん。

佐久穂町で60年以上りんごを育てている農園で、いまは直接仕入れさせてもらっています。

須田農園さんのりんごジュース

そして卵も、創業塾のつながりで出会った池田農場さんのもの。

平飼いのニワトリの卵で、黄身はレモン色なのに、味は濃いんです。

創業塾のつながり、すごすぎませんか

ここまで書いて、自分でびっくりしました。

お花のしろねこ生花店さん。

りんごジュースの須田農園さん。

卵の池田農場さん。

ぜんぶ、創業塾のつながりなんです!

しかも、標高800コーヒーさんとの出会いは、池田農場さんのあの一言から。

つながりが、さらにつながりを連れてくる。

……すごすぎませんか(笑)。

創業塾で、こうやって地域の人と横のつながりができたことが、私は本当にうれしくて。

そして、声を大にして言いたい。

佐久穂町、人材の層が厚すぎる!

お花屋さん、りんご農園、卵の農場、パティスリー、そして脱サラしてコーヒーを始めた移住組のご夫婦。

自分の手で、自分の商売をしている人が、こんなにいるんです。

佐久穂町って、町そのものが本当におもしろい!

商売をやりたい人がやってくる町としても、おもしろい。

……はい、佐久穂町、好きすぎます(笑)。

だから、佐久穂町みんなでお迎えしています

ゲストの予約が入ったら、お花をお願いして。

コーヒーと、りんごジュースと卵を仕入れて。

Hirakuさんにお菓子を買いに行って。

ゲストが町のお店でごはんを食べたり、お土産を買ってくれたりもします。

ひとつの宿にゲストが来るだけで、町のあちこちに、少しずつお金がまわっていく。

その循環が大きくなって、いつか町の雇用につながったら——そんな未来を、わりと本気で思い描いています。

だから、千代里のお迎えは、私ひとりでやっているものではありません。

佐久穂町みんなで、お迎えしています。

お部屋でお花やりんごジュースを見かけたら、「この町の、あの人たちの仕事なんだな」と思い出してもらえたらうれしいです。

この記事に登場したみなさん

来年は、田んぼでも

実は来年、ゲストのみなさんと一緒に稲刈りができないかな、と考えています。

その話は、準備が整ったら、また改めて。

次回は、冬に来てくださるゲストのための、雪道の話の予定です。

それでは、また。

お宿千代里 ホスト Aya

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